青森県内は津軽を中心に未明から強い雨が降り続き、深浦町で避難指示が出されています。津軽を中心に警報基準を大きく超えるような大雨となるところがある見込みです。大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に厳重な警戒が必要です。

※須崎蓮 記者
「午前4時半の深浦町です急に雨脚が強まり大粒の雨が体を打ち付けます」

大雨警報が出されている深浦町の15日午前4時半の様子です。午前5時までの1時間の降水量は18.5ミリを観測しました。午前10時前には112世帯234人に避難指示が出されました。

県内は前線が北上して東北地方北部に停滞している影響で雨が降り続き、15日午前11時までの24時間に降った雨の量は深浦で139.5ミリ、鰺ケ沢で38.5ミリなどとなっています。

2022年8月の豪雨で被害を受けた鰺ケ沢町の商店では水に浸からないように品物を移動させていました。

※くつの若松 若松修さん(72)
「(Q何時から作業していますか?)4時ごろから。品物はあるけど(前回の雨で)ここまできたから、上に運ばなければだめだね」

交通機関にも影響が出ていてJRによりますと、五能線と奥羽本線で計35本が運休していて、16日も一部区間の終日運休が決まっています。

青森県内で16日午前6時までに予想される24時間の降水量は多いところで津軽が200ミリ、三八上北と下北が150ミリとなっています。また、15日予想される1時間の降水量は多いところで津軽が50ミリ、三八上北と下北が40ミリとなっています。大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に厳重な警戒が必要です。