ARF=ASEAN地域フォーラムが開かれたインドネシアで、日中の外交トップが福島第一原発の処理水放出について応酬。議論は平行線に終わりました。
林外務大臣は14日、インドネシアの首都ジャカルタで中国の外交トップ、王毅政治局員と会談しました。
林大臣は福島第一原発の処理水放出をめぐり日本側の立場を改めて科学的根拠に基づいて説明しましたが、王毅氏は「汚染水の排出は海洋環境と人命、健康に関わる」などと強調。「日本は近隣諸国と十分な意思疎通を図り、慎重に対処すべきだ」と釘をさしました。
一方、ASEAN地域フォーラムでは、米ロの外相も出席し安全保障問題を中心に議論が行われました。
参加メンバーの北朝鮮は崔善姫外相が現地入りせず、安光日・駐インドネシア大使が出席しました。
12日に発射したICBM=大陸間弾道ミサイルについて記者が問いかけると…。
記者
「火星18型の打ち上げをどう思いますか。米韓軍事演習のせいだと思いますか」
北朝鮮 安光日 駐インドネシア大使
「・・・」
無言を貫き、会場をあとにしました。
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