北朝鮮が新型ICBM=大陸間弾道ミサイルの「火星18型」を発射したことを受け、開かれた国連安全保障理事会の緊急公開会合に、北朝鮮の代表が出席、「敵対勢力を抑止するための自衛権の行使だ」などと主張しました。

記者
「北朝鮮の国連大使が安保理の議場の席に着きました。異例の出席で、この後の発言の内容が注目されます」

北朝鮮が12日、新型ICBM「火星18型」を発射したことを受け、国連安保理では13日、日本やアメリカなどの要請で、緊急の公開会合が開かれました。会合では、日本や欧米各国が安保理決議違反となるミサイル発射を強く非難。日本の代表は、北朝鮮を擁護し続ける中国やロシアによって、安保理が一致した行動を取れていないことを念頭に、「北朝鮮は安保理の沈黙を利用して、大量破壊兵器の開発を進めている」などと指摘しました。

一方、北朝鮮側は…

北朝鮮 金星 国連大使
「新型の大陸間弾道ミサイルの試験飛行は危険な軍事行動や敵対勢力を抑止し、国家の安全を確実に守るための自衛権の正当な行使である」

2017年以来、およそ6年ぶりに自国の核・ミサイル開発をめぐる安保理会合に出席した北朝鮮の金星国連大使は、弾道ミサイルの発射を「自衛権の行使だ」と正当化。「アメリカや追随する国の軍事的挑発によって、朝鮮半島は冷戦期以上の核の危機に直面している」などと主張しました。また中国やロシアは、「アメリカと韓国の合同軍事演習が、朝鮮半島周辺の緊張を高めている」などと、北朝鮮擁護の姿勢を崩しませんでした。