きょうも各地で天気が急変。関東で相次いだ突風…。被害の瞬間をカメラが捉えていました。

経験したことのないような“危険な暑さ”。きょう、東京・八王子市では午後1時すぎに最高気温が39.1℃を観測。今年全国で一番の暑さを更新しました。

「(Q.日本一の暑さですが?)すごい。熊谷とかあの辺を超えちゃった。日本一はすごいですね」

東京・練馬区では38.6℃、埼玉県越谷市で38.4℃など、各地で猛烈な暑さとなっています。

一方、記録的な大雨で甚大な被害が発生している福岡県久留米市では、きょう、1時間40ミリに迫る大雨に見舞われ、さらなる土砂災害の可能性が極めて高いため、市は警戒レベル5の「緊急安全確保」を発表しました。

きょうは関東を中心に危険な暑さとなっていて、全国915地点中、35℃以上の猛暑日となったのは58地点に上りました。

これから注意が必要なのが、天気の急変です。きのう、関東の複数の地域で発生した突風。

動画の撮影者
「30分くらい前までは晴れていて、ちょっと風が吹いて雨が降ってきたなって思ったら、突然、竜巻みたいな風と四方八方から風が入り乱れて吹いて」

一夜明け、被害の全貌が明らかになってきました。群馬県館林市では…

記者
「突風の影響でしょうか。草、そして、木がなぎ倒されてしまっています」

市民
「台風とは違う。雨がまるっきり見えないで叩きつけるような」

埼玉県幸手市では建物の屋根が吹き飛んでいました。防犯カメラがその瞬間を捉えていました。午後6時半ごろには、空に明るさもあったのですが、風が吹き始めると、10分後にはこの状況に。そして、別のカメラには、強風に耐えきれなかったのか、屋根が落下してきたのです。

一瞬にして、大きな物を吹き飛ばしてしまう破壊力。これまでに、群馬・埼玉・茨城・千葉など4県の少なくとも12の市や町で突風などの被害が出ていて、千葉県野田市では片付け作業をしていた男性(50代)が手を切るけがをしました。

熱中症や天気の急変に警戒が必要です。