長崎県内のガソリン価格が先週より1円値上がりし、およそ3か月ぶりに180円台となりました。

資源エネルギー庁が12日発表した7月10日時点の長崎県内におけるレギュラーガソリンの平均小売価格は、前の週と比べて1円値上がりし、1リットル当たり180.9円となりました。
長崎県内のガソリン価格は4週連続の値上がりで、ことし3月27日以来およそ3か月ぶりに180円台となりました。
全国では長野県に次いで2番目に高くなっています。
止まらない物価高の影響で、市民生活へのさらなる影響が懸念されます。
解説:平家 達史NBC論説委員

──再びガソリン価格が上昇傾向にあるが、その背景は?

【平家】国際商品の市況を見ると、原油価格はロシアによるウクライナ侵攻の前の水準まで戻ってきている。足元で大きな動きがあるということではない。
一方で、昨年1月から始まった政府の補助が6月から段階的に縮小していて、足元のガソリン価格の上昇というのは、この影響が出ているかも知れない。
─今後の価格の動向は?

【平家】政府の補助が9月末で終了予定。その間に段階的に補助が縮小されていく。
その上で、新たな政策が導入されず、国際商品市場において大きな価格の動きがなければ、今後もガソリン価格の値上がりは続くかもしれない。