宮下宗一郎青森県知事は12日、就任後初めてとなる青森県議会一般質問に臨み、自身がむつ市長を務めていた時から求めてきた青森県の核燃料税の各市町村へ配分額の見直しを進める考えを示しました。
青森県議会の一般質問では就任した宮下知事の見解を問う質問が相次いでいて、新政未来の田名部定男議員の質問では県側の答弁19回のうち12回を宮下知事が担当しました。
このなかで、宮下知事は毎年、青森県に入る核燃料税を各市町村へ配分する額について、現在の年間30億円から見直すため今後、検討を進める考えを示しました。
※宮下宗一郎知事「(核燃料税)配分についても、立地市町村・周辺市町村の財政状況や財政需要を見極めながらになることだと思っていますし、今後、そういうったことの兼ね合いの中で、見直しを進めていくべき事項」
核燃料税の配分を巡っては、宮下知事がむつ市長を務めていた時に県へ25%程度にするよう求めていて、かりに2021年度にあてはめて市町村への配分を25%で計算した場合、その金額は50億円近くとなります。