ロシアによるウクライナ侵攻で犠牲となった遺体の身元確認を速やかに行えるよう、ウクライナの警察官が日本の警察から検視や鑑識などの技術を学ぶため来日しています。きょうから5日間の日程で研修が始まりました。
ウクライナ視察団の団長
「研修では、戦争が始まってからいままでわたしたちが検視でどういうことをやったか、自分たちの経験をみなさん(日本側に)伝えたいと思います。日本に招待していただいて、日本の警察の豊富な経験を見せて頂けると期待していますので、有意義な研修になると思っています」
ウクライナ警察で検視や鑑識にあたる幹部10人は、きょうから14日までの日程で、警察庁の科学警察研究所や福島県警などで研修を受ける予定です。
ウクライナでは、ロシア軍の攻撃により犠牲となった数万人とみられる遺体の身元の確認が難航していて、東日本大震災で多数の遺体の身元確認を行った日本の警察から検視や鑑識に関する専門的な技術を学ぶということです。
この研修は5月上旬に、ウクライナ側からUNDP=国連開発計画を通じて要請がありました。
福島では津波で被災した小学校を視察するほか、当時、検視にあたった警察官との意見交換などが予定されています。
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