お世話になった人へ、日頃の感謝を込めて贈る 夏のお中元。

街の人
「私は一番末っ子なんで、兄とか姉とかお世話になったので」
別の人
「お嫁さんの親に贈ります。喜んでいただけるかなと。息子のために」
変わらない感謝の気持ちの一方で・・・
楽天グループ楽天市場マーケティング部・本間萌さん
「お中元のカジュアル化というのが全体的に進んでいます」
山口井筒屋食品担当マネージャー・川﨑眞一さん
「ご自宅需要の商品を開発しておりまして、併せて展開をしております」
そう、今お中元のあり方が少しずつ変化してきているんです。新型コロナ5類移行で今年のトレンドとは?変わりゆく夏の風物詩についてご紹介します。
お中元にも変化が?トレンドは?
まもなく梅雨明けというところもあり、いよいよ夏本番ですね。今年もお中元の季節がやってきました。そんなお中元ですが、新型コロナ第5類移行の影響もあり、少しずつあり方が変化してきているそうなんです。
そもそも、「お中元」とは…?

そもそも、お中元とはなんなのでしょうか。
お中元とは、お世話になった人に日頃の感謝を込めて贈る、夏のご挨拶です。中元とは、もともとは中国三大宗教の一つ、道教の習俗のひとつです。贈る時期は東日本は7月上旬、 西日本は7月下旬と、地域によって違いがあるそうです。欧米など、海外にはない日本独自の文化です。
市場規模は縮小傾向

ただ、市場調査とマーケティングの矢野経済研究所によると、国内のお中元市場の規模は年々減少傾向にあるということです。そんな中、近年お中元商戦はどのように変化してきているのでしょうか。まずは山口市の百貨店・山口井筒屋に伺いました。
百貨店のお中元特設コーナーへ

山口井筒屋のお中元特設コーナーです。(8月8日まで)チョコレートのゴディバやゼリーなどのお中元定番スイーツの他、今年は約2000点の商品が並びます。

山口井筒屋食品担当マネージャー・川﨑眞一さん
「お客様のギフト需要を百貨店として、しっかり維持して取り組んでいきたいということで、しっかり特集を組んでご提案をしております」
その一つが、地元百貨店の強みを活かした山口県産品特集。地酒に和牛、そして瓦そばなど県外に住む知人へ山口のものを贈りたいと、商品を手に取るお客さんの姿が多く見られました。