中国を訪れていた玉城知事が7日に帰国し、「多面的な交流の活性化に向けて確かな手応えを感じた」と述べ、その成果を強調しました。

玉城知事は、経済や観光分野での交流を深めようと日本国際貿易促進協会の顧問の一人として今月3日からおよそ4年ぶりに中国を訪れていました。

今月5日には中国共産党序列2位の李強首相と会談し、ビザの取得緩和や中国と沖縄を結ぶ航空路線の再開などを要請し、前向きな回答を得ていました。

玉城知事「沖縄と中国の多面的な交流の活性化に向けて確かな手応えを感じたという風に受け止めております。国貿促の河野会長ほか団員の皆さんと同行させていただいて非常に時宜にかなった訪問だったというふうに思います」

帰国後、玉城知事はこのように述べて中国訪問の成果を強調したうえで、ビザの取得緩和などの実現に向けて政府への要望などを具体的に検討していく考えを示しました。

また、「あらゆる交流を促進することで国と国との外交をサポートできる」としてさらなる「地域外交」に意欲を見せました。

玉城知事は今後、台湾を訪問したい考えですが、その時期やテーマについては「これから検討する」としています。