岸田総理は、9月中旬を軸に検討が進められている自民党の役員人事と内閣改造の時期について、「今の時点で何も決めていない」と語りました。

岸田総理
「人事ということについては、これは先送りできない課題について、一つ一つ正面から取り組み、そして答えを出していく。こうした基本的な姿勢をこれからも大事にしていく上で判断していくべきであると考えています。それ以上に今の時点で何も決めてはおりません」

岸田総理は、記者団の取材にこのように述べるにとどめました。

一方、東京電力・福島第一原発の処理水をめぐり、原子力規制委員会が放出設備の使用前検査の合格を示す終了証を交付したことについて、「引き続き安全性の確保や風評対策について、国内外に対して丁寧に説明、情報発信に努めていかなければならない」と述べました。

そのうえで、夏頃を目指すとしてきた放出時期について「今現在変更はないと考えている」と語りました。