■FIVBバレーボールネーションズリーグ2023 フィリピン大会(日本時間7日、フィリピン・パセイシティ) 

世界のトップ16チームによるバレーボール最強国決定戦、ネーションズリーグ男子大会。ここまで負けなしの9連勝で、ファイナルラウンド進出が決定している日本(世界ランク6位)はオランダ(同10位)と対戦し、セットカウント3ー1(25‐19、26‐24、23‐25、25‐17)で勝利。勢いは止まらず開幕から無傷の10連勝とし、前の試合で並んでいた男子日本代表の世界大会での連勝記録を更新した。

スタメンには、主将の石川祐希(27)、関田誠大(29)、山内晶大(29)、小野寺太志(27)、宮浦健人(24)、髙橋藍(21)、リベロは山本智大(28)が起用された。

第1セットは24日のアルゼンチン戦以来のスタメン出場となった宮浦が絶好調。バックライトからコースを打ち分けるなど得点を重ねた。関田のトスワークも冴え、オランダに的を絞らせない。日本はオランダに一度もリードを許さず、25‐19でこのセットを奪った。

第2セットは序盤から一進一退の攻防が続く。平均身長202.1cm(リベロ除く)のオランダの、高さあるスパイクを山内がブロック、さらに速攻で主導権を渡さない。リベロの山本もスーパーレシーブ連発でセットポイント。ここでオランダのエース・ニミル(31)の強烈なサーブに苦戦した日本は5連続失点となったが最後は石川のスパイクでセットカウント2‐0とした。

第3セットは第2セット終盤に指先を気にする場面が見られた髙橋藍に代わり富田将馬(26)がスタートで入った。その富田が今大会初得点をあげるなど奮起した。終盤に3連続得点をオランダに許すとフィリピンのファンの大声援を受け、髙橋藍がコートに復帰。しかし逆転できず、このセットを23‐25で落とした。

第4セット、髙橋藍がサーブでオランダを揺さぶり3連続得点。さらに西田の強烈なアタック、石川、山内のブロックで連続得点で日本はリードを広げる。オランダはミスが続き、日本が25‐17で奪い開幕から無傷の10連勝とした。

日本は次戦、8日に、世界ランク4位のイタリアと対戦する。※世界ランキングは試合前

【日本の得点(上位)】
石川  17得点
山内  13得点
宮浦  12得点
髙橋藍 10得点