アメリカ軍岩国基地を拠点に行われる大規模演習の中止を求めて、市民団体が岩国市に抗議の申し入れをしました。
住民投票を力にする・会松田一志代表「所属部隊以外が米軍岩国基地を拠点に訓練を行うことについて、漫然と受け入れたのか否かの説明を求める」基地機能の強化に反対する「住民投票を力にする会」が市に要請しました。

アメリカ軍岩国基地には今月行われる大規模演習、ノーザンエッジに参加するため、所属機以外のアメリカ空軍の戦闘機F15EとF16が沖縄県の嘉手納基地と青森県の三沢基地から一時展開しています。
それぞれ最大で12機が岩国基地から国内の複数の基地での訓練に参加することになっていて、岩国基地は、軍の種別を超えた統合的運用拠点としての役割が強くなっています。
市民団体は「所属部隊以外が訓練拠点として岩国基地を使用するのは基地機能の強化であり、日米両政府に演習の中止を要請してほしい」と求めました。
市は、「訓練について賛否の意志を示す立場になく、市民生活への影響を考えたうえで対応していく」としています。














