福島県いわき市は、事業の委託業者が169人分の個人情報が入ったUSBメモリを紛失したことを明らかにしました。
個人情報が入ったUSBメモリを紛失したのは、いわき市のNPO法人コミューン・ウィズ助産師で、子どもを生んだ人の体調管理や育児指導など産後ケア事業の委託を受けています。
市によりますと、団体から、職員が利用者とその家族56世帯、169人分の名前や住所、そして産後ケアの内容などを含む個人情報が記録されたUSBメモリを事業所の外に持ち出し、紛失したと6月30日に報告がありました。
いわき市は個人情報の持ち出しを原則禁止としていて、事業者に対して個人情報の取り扱いを徹底するよう指導するとともに利用者に謝罪したということです。
また、福島市はこのUSBメモリに、市内の産後ケア事業の利用者1件3人の個人情報も含まれていたと明らかにしました。
福島市といわき市では今回の個人情報流出によるトラブルは今のところ確認されていないということです。紛失したUSBメモリには2つの市の他にも産後ケア利用者の個人情報が含まれている可能性があり、確認を進めています。
【4日追記】
紛失したUSBメモリには、富岡町の2件6人分、大熊町の1件3人分、広野町の1件分、浪江町の1件分の利用者の個人情報も含まれていたと、4日、それぞれの町が発表しました。














