相続税と贈与税の算定基準となる土地の価格=路線価が公表され新潟県内の平均は0.6パーセント下がり、30年連続の下落となりました。
関東信越国税局によりますと、今年1月1日時点での県内およそ5400地点における路線価の平均は22年と比べて0.6パーセント下がりました。
下落幅は去年の0.7パーセントから縮小したものの、30年連続の下落です。

税務署別の最高路線価をみると、県内では唯一新潟市中央区東大通1丁目の「新潟駅前通り」が上昇し1平方メートルあたりの価格は22年と比べて1万円上がり、45万円となりました。

このほか、燕市や三条市、新潟市秋葉区、新発田市、十日町市、佐渡市の6地点は横ばいで、長岡市や上越市、糸魚川市、柏崎市、小千谷市、村上市の6地点では下落しました。下落幅が最も大きかったのは上越市仲町4丁目でマイナス3.3パーセントでした。

税務署別の最高路線価で最も高かったのは1平方メートルあたり45万円だった新潟市中央区東大通1丁目で次いで19万円の長岡市大手通1丁目、3番目が8万6000円の同額で燕市井土巻3丁目と三条市須頃1丁目でした。
