新潟県が6月29日に発表した『感染症情報』によりますと、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の定点当たりの報告数が、前の週と比べて0.86倍に減少していることが分かりました。

29日に発表された『感染症情報』は、6月19日から6月25日までの報告をまとめたものです。

これによりますと、新潟県内の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について、あらかじめ指定された医療機関から報告された合計は348人でした。
1医療機関あたりの患者数は4.14となり、前の週の4.82の0.86倍にあたります。

また入院者数は72~90人程度、病床使用率は7~9%程度で、前週に比べて減少しています。

重症者は1~3人が報告されており、中等症の患者は6~13人程度で、それぞれ前週からほぼ横ばいで推移しています。

県では引続き、発熱や咳などの症状がある場合は外出を控えるほか、手洗いなどの基本的な感染対策の“徹底”を呼び掛けています。

なお『感染症法』では、日本国内で発生した「感染症」について、“病原体”の感染力の強さや感染経路などによって幾つかの「類型」に分けられています。
5月8日から新型コロナウイルスは5類に移行され、これまでの『全数把握から、あらかじめ指定された84の医療機関からの報告に基づく『定点把握』となっています。