6月4日の青森県知事選挙で当選した宮下宗一郎新知事が、29日初登庁した。

午後には知事として初めての就任記者会見に臨み、新知事として、自らが掲げる青森新時代の実現に向けた意気込みを語った。

以下、就任記者会見全文。

改めまして皆さん青森県知事の宮下宗一郎です。よろしくお願いいたします。6月4日に行われました。青森県知事選挙において県民の皆様からの付託を受けまして、この場に立たせていただいております。全ての県民の皆様に、改めて心から感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

いよいよ青森新時代の幕開けということになります。まずはですね、今日早速お約束している公約について、いち早く着手のための指示を出したということで、ご報告を申し上げたいと思います。本日は就任直後ということで庁議がございました。その庁議の中で5点について指示を出させていただいております。

1つ目は、物価燃料高騰・電気代高騰に係る対策本部の設置。それから2つ目として青森県こども未来県民会議この設置立ち上げ。それから3点目として知事と県民の皆様の直接対話の集会、このあり方の検討をしていただきたいということ。
4つ目として、政策の資源を県民の皆様の所得の向上、短命県返上、そして教育といった本県の根幹に関わる、そうしたところに集中をしてほしいと。
こういう指示。さらに最後として、こうしたことを踏まえて、県民目線で県庁の組織機構を大きく改革をしてほしい。大胆で大規模な改革に取り組んでいただけるように指示をしたところであります。


私自身は一度ですね、一旦庁舎に入って働くことになれば、実践的で実務を非常に重視してやっていきます。ただ一方で、これからはですね選挙中もそういうスタイルで貫いてきましたが、県民の皆様との対話の機会、これをですね多く重ねていって、その対話の中から新しい政策のヒントを得て、県政改革を進めていくという、そういうスタイルを貫いていきたいというふうに考えていますので、ぜひこれからの青森県政、期待をしていただきたいと思います。


また記者会の皆様におかれましてもですね、私自身も報道を通じて、本県の明るいニュースを県民の皆様や全国に届けること、これも大変これから重視していきたいというふうに思っています。今日の会見をきっかけにですね、これからの会見のあり方そのものも皆さんと一緒に考えていく機会も設けていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。冒頭私からは以上です。


【各社質疑応答】

Q.物価燃料費・電気代高騰対策本部と、青森こども未来県民会議の立ち上げについて、この2つのメンバーはどういった方々にお願いされるお考えか?
また、このうちの物価燃料費・電気代高騰対策本部に関して現時点で県民生活への支援について、どのような対応が必要だというふうにお考えでしょうか?