学校給食の質を向上させようと、モンゴルの行政担当者や栄養士らが28日、食材豊富な新潟の給食について学びました。
新潟県立大学を訪れたのはモンゴルの教育省や大学の関係者、そして学校で働く栄養士ら12人です。
【記者リポート】
「食材の真空保存を勉強中です。モンゴルにはあまり見られないそうで研修員の皆さんは興味津々の様子です」

28日は新潟の給食でも出されているリンゴのコンポートの試食しました。
【モンゴル人研修員】
「とてもおいしいです。どうやって作っているのか見たので、さらにおいしく感じました」
モンゴルの学校給食は、JICA国際協力機構の支援を受けて2022年に本格的にスタートしました。

ただ、パンなど簡易的な食事が中心で、給食の質を向上させようと栄養バランスや調理方法などについて、食材が豊富な新潟で学ぶことになりました。
【モンゴル人研修員は】
「栄養士・栄養教諭の意皆さんが一人一人の生徒に相談するのが印象的でして、肥満の子ども、スポーツをする子どもに個別に栄養指導するようにしたいです」

【新潟県立大学 村山伸子 副学長】
「学校給食は子どもたちの栄養にとって、とても重要なものなので、いかに充実するかがその国の子どもだけじゃなくて将来にも影響すると思うので、探ってくれたら、すごくうれしいなと思っています」

一行は、29日は市内の小学校で子どもたちと一緒に給食を楽しむということです。