ジメジメ蒸し暑い梅雨。快適に乗り切るには、エアコンの使い方が鍵となります。
「冷房」と「除湿」の使い分けや、夜にエアコンをつけるときのポイントをパナソニック エアーマイスターの福田風子さんに聞きました。
帰宅したら窓を開けて熱気を逃がす
部屋の温度を下げる「冷房」と、部屋の湿度を下げる「除湿」。
熱中症のリスクを回避するには、
室温を28℃以下、湿度を50~60%に保つことが重要です。
パナソニック エアーマイスター 福田風子さんによるとー
▼帰ったらまず窓を開けて室内にこもった熱気を外に出す
▼その後窓を閉め、エアコンとサーキュレーターをつけて、冷気を循環させ効果的に室内を冷やす
サーキュレーターはエアコンと同じ風向きで

エアコンから出てくる冷たい空気は、重いので下の方に溜まっていきます。
サーキュレーターはエアコンの下に置き、エアコンの風と同じ風向きでつけます。
そうすることで溜まった冷気をかき混ぜ温度ムラをなくすことができます。
「冷房」と「除湿」の使い分け

冷房と除湿、どのように使い分ければいいのでしょうか?
福田さんのおすすめは
▼ジメジメした暑さを感じたときは「除湿」
▼さらに蒸し暑い場合は、まずは「冷房」で温度と湿度を下げる
設定温度になった後も蒸し暑ければ「除湿」に切り替える
恵俊彰:
冷房で温度も湿度も下がるんだったら、「冷房」でいいんじゃない?
気象予報士 森朗氏:
本当に暑い時にはそれでも大丈夫なんですけど、梅雨時のそんなに温度が高くないときに「冷房」をかけると、湿度が下がりきらないうちに設定温度になっちゃうんですね。
そうするとそれ以上湿度が下がりにくくなってしまうので、「冷房」で設定温度まで下がった後に「除湿」に切り替えてもう1段階除湿する。
寝るときは「風をあてない」

寝るとき、タイマーでオフにすると、時間が経つとまた温度が上がってきてしまいます。
でも常時つけっぱなしだと寒くなってしまうことも…
福田さんのおすすめは
▼冷房の風が直接あたらないように、風向きを上にする
▼温度26℃~28℃ 湿度60%以下にすることで快適に
森朗氏:
「つけっぱなしで、風をあてない」というのがいい。部屋に温度計を置くのもいいですね。
弁護士 八代英輝:
僕は温度計も湿度計も置いて、冷房をつけてサーキュレーターもつけて、26℃~27℃で寝ています。ぐっすり寝れます。
恵俊彰:
とにかく寝やすい環境を作っていただいて、風邪をひかないようにしていただければと思います。
(ひるおび 2023年6月28日放送より)