東京電力は柏崎刈羽原発を運転する「適格性」があるのか…
原子力規制委員会がこの点を再び確認する方針を示したことについて、柏崎刈羽原発の稲垣武之所長は「適格性があることを証明していかなければいけない」と話しました。

柏崎刈羽原発をめぐっては、テロ対策の不備が相次いで見つかったことを受け、原子力規制委員会が事実上の運転禁止命令を出し、東京電力の再発防止策をチェックする追加の検査を行っています。

こうした中、規制委の山中伸介委員長は22日、運転禁止命令の解除に関する判断と併せ、東電に原発を動かす技術的な能力があるかどうか、改めて議論する必要があると指摘。

2017年に一度「ある」と判断した東電の「適格性」について再び議論する方針を決めました。

これについて柏崎刈羽原発の稲垣武之所長は…
【柏崎刈羽原発稲垣武之所長】「しっかり“適格性がある”というところをご説明していかなければならない。証明していかなければならない。核セキュリティーの関係については一過性にしない仕組みをやれているというところを申し上げないと、適格性についてはご納得いただけないと思っている」

稲垣所長は「適格性についての自己評価」を問われると、

「まだやるべきことは残っているので今100%完全であるとは言わず高みを目指していかなければいけない」と話しました。