子どもの表現力を豊かにしてもらおうと、22日、福島県白河市の小学生が劇団員から演劇の指導を受けました。

「いーち、にーい、さーん」

見えないロープを跳ぶ子どもたち。イメージを膨らませながら大縄跳びに挑戦しています。

安部遼アナウンサー「プロの劇団員によるワークショップが開かれ、児童たちは指示に合わせて体全体を使って参加しています。」

白河市で行われたワークショップは、演劇を通じて子どもたちに表現力などを養ってもらおうと企画されたもので、地元の小学生およそ20人が参加しました。

「色んなお友達と挨拶して握手してみよう!」

講師を務めるのは、演出家の宮田慶子さんと、東京で活動する劇団青年座の団員4人です。

子どもたちが指導を受けたのは、割れやすいものをどのように相手に投げるか。

宮田さん「本当に投げるときどうする?」
子ども「相手に渡るようにそっと取れるように投げる。」

想像力を働かせながら、相手が受け取りやすい投げ方やスピードなどを相手の立場になり考えます。このほか、ワークショップで子どもたちは、劇団員が実際に行っている演劇のトレーニングなどを体験しました。

4年生の男子児童「相手に思いやりとか持って、楽しくできたから良かったと思います。」

白河文化交流館コミネス館長・演出家宮田慶子さん「人に興味を持つとかよく観察するとか自分の行動に責任を持つとかが演劇の基本なので、いつもとちょっと違う感じが面白かったねと残ってくれるといいなと思ってます。」

子どもたちは、演劇を通じて表現力、そして相手への思いやりを学んでいました。