日経平均株価は前の日に比べて一時600円以上大幅な値下がりとなりました。バブル以来の高値水準からの利益確定の売りが強まりました。

きょうの東京株式市場で日経平均株価は、午前の取引開始直後は値上がりしたものの、その後値下がりに転じ、午前の終値は3万2722円で542円の値下がりとなりました。

その後の午後の取引では一段と下落が続き、一時600円以上値下がりしました。

これまで日経平均株価はバブル以来およそ33年ぶりの高値水準が続いていて、幅広い銘柄に当面の利益を確定するための売りが先行しています。

市場関係者は、「欧米の中央銀行が利上げ姿勢を崩しておらず、グローバルな景気の先行きに対する警戒感も利益確定の売りを後押ししたのではないか」と話しています。