7月に開かれる地域の花火大会で、地元の小学生が考えたスターマインを打ち上げようという企画が新潟市西区で始まっています。
夏の風物詩・花火にのせた子どもたちの自由な発想に、打ち上げる花火師も期待に胸を膨らませていました。

6月22日の午後に、新潟市西区の西内野小学校で行われた6年生の授業は、7月に開催する地域の花火大会で打ち上げるスターマインの“デザイン”を考えること!
花火大会の企画段階から参加してもらうことで、仕事に対する理解を深めるとともに、自分たちの住む地域に愛着を持ってもらいたいと、コミュニティ協議会が主催したものです。
講師は、新潟市を中心に個人向けの打ち上げ花火などを手掛ける明鼓煙火店の鈴木明朗さん。鈴木さんは、当日の打ち上げも担当するそうです。

【明鼓煙火店 鈴木明朗さん】
「青とか紫とかは割と暗めな色、緑・赤・黄色がちょっと明るい色…」
鈴木さんのアドバイスを聞きながら、50mほどの上空に上がる2号玉を10発分、赤や緑などの5色を組み合わせ、打ち上げの間隔も考える子どもたち…。
話し合いが行き詰まったらジャンケンで解決し、みんなで納得のデザインが出来上がったようです。

【西内野小学校 6年生】
「最初の方は遅くて、だんだん速くなってバババンって、最後に締めの緑…」
「見ている人に期待させたいから」
「打ち上がったら叫びたくなりますね」

【明鼓煙火店 鈴木明朗さん】
「子どもたちは、こういう発想でこういう色を選んでこういう間隔で打ち上げるのかと、それぞれ違ってすごく面白くて、打ち上げが楽しみでしかないですね」
それぞれのクラスから選ばれた「4つのスターマイン」は、7月22日の『にしうちの花火大会』で打ち上げられる予定です。