大雨などの災害に備え、被災現場の復旧にあたる車両や機械の操作を学ぶ合同訓練が22日、山口県防府市でありました。
訓練には、災害時の応急対策で協定を結んでいる民間の建設会社などから、約40人が参加しました。排水ポンプ車と照明車が用意され、国土交通省山口河川国道事務所の職員とともに操作方法などを学びました。
ポンプ車は大雨や川の氾濫などの現場で使われ、25メートルプールの水を15分でくみ出す能力があります。ホースの直径は30センチほどと大きく、連結するための専用工具を慎重に扱いながら手順を確認していきました。
参加した建設会社社員
「災害はないにこしたことはないにしても、いざあったときに建設業に携わる者として、率先して復旧活動に携われるように・・・」
線状降水帯の発生など、急な大雨による災害のリスクが高まる中、民間の協力も得ながら、迅速に対応することが大切だということです。
国交省中国地方整備局山口河川国道事務所 防災課 斉藤智彦建設専門官
「事前に察知することががなかなか難しいところもありますが、常に何かあるということを意識しながら行動していけたらと思っております」
災害対策用の車両は各地域で持ち合いをしていて、広域での応援にも備えるとしています。