静岡県は、職員が事務処理を放置したことで、51件の宗教法人からの申請に関する事務処理の遅延が判明したと、6月21日に発表しました。前任の担当職員が後任に引き継ぎを行なわなかったことが原因だということです。
県によりますと、2023年4月以降、複数の宗教法人から事務処理の状況の問い合わせを受け、前任の担当者に確認したところ、引き継ぎが行なわれていない事案が2018年度から2022年度までで59件、明らかになったということです。そのうち、処理の遅延は51件だとしています。
県の聞き取りに対し、前任の担当者は、未処理の事案があると認識していて「異動した後に、引き継ごうと思っていた」と話しているということです。
今回の事案の判明を受けて、県は法人に謝罪した上で、6月20日までに引き継ぎが行なわれていなかった59件のうち44件は処理を済ませたとしています。残りの15件は追加書類の提出などが必要なため、条件が整い次第、処理を終える予定です。
県は今後、処理状況を処理簿に記録し、職員で情報を共有するなどして再発防止に努めるとしています。
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