■FIVBバレーボールネーションズリーグ2023 フランス大会(日本時間20日、フランス・オルレアン) 

世界のトップ16チームによるバレーボール最強国決定戦、ネーションズリーグ男子大会で日本(世界ランク7位)はカナダ(同17位)と対戦し、セットカウント3ー1(25‐22、25‐17、24‐26、25‐14)で勝利。第2週フランス大会初戦を白星で飾り開幕から無傷の5連勝となった。

スタメンには、主将の石川祐希(27)、関田誠大(29)、山内晶大(29)、小野寺太志(27)、西田有志(23)、髙橋藍(21)、リベロは山本智大(28)が起用された。

第1週を終えて、16チーム中唯一の4戦全勝と最高のスタートを切った日本。試合前、石川はカナダの高いブロックに警戒しつつも、サーブレシーブにやや弱点がある相手に対して、自分たちのサーブを打つことが勝利へのカギになると話した。

第1セット、日本は石川がいきなりブロックとアタックで連続得点。髙橋藍は相手の強烈なサーブやアタックに体を張ったレシーブで見方の得点につなげた。一方平均身長で日本を8センチ上回るカナダは高さを利用した攻撃で主導権を渡さない。終盤カナダにミスが出て日本がリードすると、最後は石川が決めて25ー22でこのセットをものにした。

第2セット、序盤から日本がリズムを作った。髙橋藍らが相手の攻撃を粘り強く拾い、切り返して6連続得点。西田のサーブポイントや小野寺の速攻などもあり点差を広げた。山内のフローターサーブで相手のサーブレシーブを崩し先に20点に到達した日本は、フランス戦勝利の立役者で途中出場した宮浦健人(24)もアタックを決め、25-17でこのセットも奪った。

第3セット、セッターを代えたカナダは、4連続得点など攻守がかみ合ってリードを奪った。日本は西田のアタックや髙橋藍のブロックなどで対抗し競り合いに持ち込む。終盤、石川のサーブポイントなどで粘りを見せた日本だったが、最後は相手の高いブロックにつかまり26-24でセットカウント2-1に。

第4セット、序盤日本は石川や山内の好サーブで相手レシーブを崩し得点につなげた。ここでも日本に流れを呼び込んだのはエース・石川。相手のブロックやコートを見て攻撃を変幻自在に変え得点を重ねた。大黒柱がチームを引っ張った日本がこのセットを25-14でとり、セットカウント3-1でカナダを破り5連勝を飾った。

日本は次戦、21日に、世界ランキング13位のキューバと対戦する。※世界ランキングは試合前

【日本の得点(上位)】
石川  23得点
髙橋藍 18得点
西田  15得点
小野寺 12得点