旧優生保護法のもとで、障害などを理由に不妊手術が行われていた問題で、当時のいきさつなどを調べた国会の報告書が衆参両院の議長に提出されました。報告書ではほかの病気と偽って手術を受けさせたケースなどが確認されたとしています。
1996年まで施行された「旧優生保護法」では、病気や障害を理由に多くの人が強制的に不妊手術を受けさせられたとされています。
きょう、国会では当時のいきさつなどを調べた報告書が衆参両院の議長に提出されました。
報告書では、不妊手術は全国でおよそ2万5000件行われていたとされていて、ほかの病気の手術と偽って手術を受けさせたケースなども確認されたということです。
また、全国の自治体に残る資料を調べたところ、手術を受けた最年少は9歳で、男女あわせて2人が確認されたということです。
報告書を受け取った尾辻参院議長は、「このような事態が二度と繰り返されることのないよう、我々1人1人が重く受け止めていかなければならない」と話しました。
注目の記事
水、食料、ガソリン、連絡手段…「1週間の防災対応」でやるべき備え 北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表、去年の「南海トラフ臨時情報」発表時から学ぶ対応

【青森県東方沖地震】3メートルの津波って危険なの?津波は海面全体が持ち上がり襲ってくる…「波」と「津波」の違いと、津波が恐ろしい”その理由”

【青森県東方沖で地震】知っておきたい4段階の『長周期地震動』遠くまで伝わるゆっくりとした揺れ

災害用の備蓄品「何日分必要か」実例を紹介 4人家族「飲み水だけで84リットル」他に何が必要か

災害時の家族の「安否確認」どうする?伝言ダイヤル「171」 使い方を解説 地震発生時の“通信障害”に備えよう

北海道・三陸沖後発地震注意情報の発表基準となる「モーメントマグニチュード」って何? 通常のマグニチュードとの違いは?

【最新被害状況まとめ・写真あり】人的被害・建物被害・火事・国道陥没の事故… 交通情報や断水・停電情報 休校・臨時休業の情報も【青森県八戸市で最大震度6強の地震】(9日午後2時時点)

北海道を襲った最大震度5強の地震 70代女性が避難中に転倒し骨折するなど10人けが 火力発電所が一時停止、JR運休や小中学校休校の影響も 最新情報

気象庁「北海道・三陸沖後発地震注意情報」運用開始以来初めて発表 対象エリアでは今後1週間防災対応をとるよう求められる

【速報】「活動が一部の方々に深いご心痛与えたこと決して軽視できない」と謝罪 旧統一教会の田中富広会長が辞任発表「解散命令」めぐる高裁審理終結を区切りに





