今国会での衆議院の解散は見送られましたが、新しい新潟2区の衆議院議員は次の選挙を見据えこの土日も各地を駆け巡りました。
【自民党 細田健一 衆院議員】「場合によっては今年の秋臨時国会の前に内閣構造を行って、その上で総理が解散総選挙を打つんじゃないかと」

「次の解散総選挙は秋ではないか」そう述べ、気を引き締めるのは新しい新潟2区で立候補予定の自民党 細田健一衆議院議員です。
17日、2区支部の幹部や県議や市議らおよそ50人を集め区割り変更後初めてとなる顔合わせを行いました。
永田町で吹き荒れた解散風。

それを見据えたかのように11日には、自民党の萩生田光一 政調会長を招いて集会を開いていました。

比例代表に回る国定勇人 衆議員議員との連携もアピール。

ただ、この日は選挙の態勢作りについて「突貫工事だ」と焦りの色も見せていました。

結局、岸田総理は解散を見送りに…

細田議員は、この判断を「妥当」と評価しました。一方、こんな本音も…

【自民党 細田健一 衆院議員】「本当に1分1秒でも地元で活動する時間が欲しいというのが本音でしたので、地元で活動できる時間が出来たということである意味大変ありがたい」

自身としては初めて選挙区に加わる新潟市西区などで知名度を高め選挙に備えたいと話します。
【自民党 細田健一 衆院議員】「まず私自身が1歩1歩、動いていくしかないと思いますし、自民党支部、県議会議員、市町村議会の皆さんにいろいろお願いして活動展開していきたい」
【立憲民主党 菊田真紀子 衆院議員】「解散総選挙をにおわすだけにおわしておきながら、やっぱり(解散を)やめたと、国会は大混乱でありました」

その西区で17日、街頭に立ったのは立憲民主党の菊田真紀子 衆議院議員です。「解散風をあおった」として岸田総理の対応を厳しく非難しました。
地元選出の大渕健 県議とともに西区内を回り各地で声を張り上げました。
【立憲民主党 菊田真紀子 衆院議員】「(解散に)大義はありませんから。まして任期半ばにも至っていない、税金が解散総選挙になれば700億円800億円かかるわけですから解散になれば不義の解散になるということを強く訴えたいと思っていた」

【菊田】「宜しくお願いします本人です」
【有権者】「テレビで見たことある」

【菊田】「見たことありますか?いつもありがとうございます」
市民に積極的に声を掛け名刺やチラシを配ります。西区はおよそ13万人の有権者を抱える2区の中で随一の大票田です。

菊田議員は無党派層などに訴えを届けたいと意気込み来たる衆院選に向け準備を進めています。
【立憲民主党 菊田真紀子 衆院議員】「向こうは連合艦隊で私は槍一本で戦っているという感じで、本当厳しい選挙になると思いますけど。でも7期20年間修羅場を潜り抜けて生き残ってきた者の意地と根性をしっかり示して頑張りたい」

解散総選挙はいつになるのでしょうか…。
スタートラインが見えない中「常在戦場」の衆議院議員は着々と決戦の時に備えています。
