新潟県上越市で16日午後1時前後に、同一個体と思われる“クマ”1頭の目撃情報が続けて寄せられました。付近ではクマの“足跡”も複数確認されています。
今のところ、被害の報告はないということです。
上越市によりますと、上越市三和区島倉で16日、「午後1時前に、県道の交差点付近でクマ1頭を見た」という通報が上越市三和区総合事務所にありました。
クマの体長はおよそ1.2mだったということです。
クマが目撃された場所は、新潟県道43号(上越安塚浦川原線)と184号(三和新井線)の交差点付近にある、島倉集落からおよそ50mの農道です。
その後20分ほどしてからも、最初の目撃場所からおよそ300~400mほど離れた浮島地区にある浮島会館の50mほど西側でクマを見たという目撃情報がありました。
上越市では、2つの通報にあるクマは“同一個体”ではないかとみています。
市の職員が付近を捜索したところ、その後クマの姿は見られていないということですが、現地では直径およそ20cmのクマの足跡が複数発見されています。
現場付近には中学校などもあることから、上越市では住民に対して周知するとともに警察などと情報を共有し、下校時間などに警戒活動も行ったということです。