北朝鮮による拉致被害者 横田めぐみさんの救出を願う会が15日、開かれ自宅で倒れて死を意識したという母 早紀江さんが改めて問題解決への強い思いを語りました。
1977年に北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの救出を願う「祈り会」。

母 早紀江さんと友人らが2000年から月に一度開いています。
【横田早紀江さん】
「いろいろニュースがありますけど、本当に私たちにはわからない世界のことですから、日本がどうすればいいのかということまで分からないのでイライラして気持ちが落ち着かない」
87歳の早紀江さんは今年3月、自宅で倒れました。

「あと2年だけでも命をください」そんな祈りが通じたのか、その後、体調は回復。死を意識したという早紀江さんは改めて問題解決への強い思いを語りました。
【横田早紀江さん】
「2年間の命を本当に大切に、この問題がはっきりするまでみんなで祈って、せっかく神様からいただいた祈りの時間を大切にして頑張っていきたいと思っています」

愛しい娘の救出に向けた40年以上に渡る闘い、早紀江さんに残された時間はもう長くはありません。13日の会見で岸田総理は早期の日朝首脳会談を目指す考えを示していますが本気の問題解決が日本政府に求められています。
