山口県の村岡知事は15日、国土交通省中国地方整備局の局長らと会談し、下関市と北九州市を結ぶ新たな道路整備の促進などを要望しました。

中国地方整備局の森戸義貴局長ら幹部が県庁を訪ね、村岡知事らと会談しました。

村岡知事
「本県産業の屋台骨である瀬戸内産業が、国際競争や脱炭素社会の実現に向けた構造変革を勝ち抜いていけるよう、競争力の強化やサプライチェーンの強靭化に必要なインフラ整備を着実に推進するとともに交流人口の拡大も図っていく必要があります」

村岡知事は、鳥取市と下関市を日本海側で結ぶ山陰道の県内の未整備区間について整備を進めるよう求めました。また、計画実現に向けて調査が進められている下関市と北九州市を結ぶ新たな道路、「下関北九州道路」について自転車や人が通行できる道を併設して観光客の呼び込みにつなげたいとの意向も伝えました。森戸局長は「暮らしや経済を守れるよう連携したい」としました。