サポートがあれば、車いすに乗っていても観光を楽しめることを知ってもらおうと、福祉関係者を対象にした観光バスツアーの体験会が開かれました。

新潟市のホテルに到着した1台の観光ツアーバス。中から降りてきたのは車いすに乗った人です。
このツアーは車いす利用者でもサポートがあれば旅行を楽しめるということを知ってもらおうと、介護施設の職員やケアマネージャーらを対象に行われたものです。
ツアーで壁となるのが段差や階段です。

ホテルのスタッフらが介助して、車いすを体験している福祉の関係者を持ち上げました。この日は、福祉の関係者だけでなく、実際の車いすユーザーも参加しました。

【車いす利用者】
Qここまでで何が楽しかった?
「やっぱりバスに乗ったことですかね。乗り心地が良かったです」
【介助者】
「バスがもっとたくさん利用できたら、もっとたくさんの人に来ていただけるなと思った」
食事の後に訪れたのは、新潟市秋葉区の県立植物園です。

福祉の関係者が車いすを交代しながら、体験し通れる道幅なのか、車いすの目線はどうなっているのかを体験していきました。
【福祉施設職員】
「やっぱ目線の高さが全然違うので、とても経験になる」
【包括支援センター職員】
「外に出かけたいけど出かけられないという方が多くいるので、今回こういうツアーに参加してもっといろんな方に知ってもらえるといいなと思った」

ツアーを企画した担当者は、車いす利用者など障害のある人が楽しめるツアーとともに福祉関係者を対象にした今回のようなツアーも、引き続き行っていきたいとしています。
