山梨県富士吉田市はマイナンバーカードの申請やマイナポイントの付与を巡って去年9月以降あわせて5件の事務処理ミスがあったと発表しました。

富士吉田市によりますと市役所でマイナポイントの申請を職員が代理で行うサービスを行っていた際、申請者の登録作業を途中で中断するケースがありました。

そしてログアウトせずに次の申請者の登録手続きを行ったため、ポイントが別人の決済システムに誤って付与されたということです。

このミスは去年9月と11月の2件確認されていて、市は対象の2人に謝罪し本来もらえるはずだったポイントと同額の商品券合わせて3万5000円分を渡しました。

このほかマイナポイントの対象となるカードの駆け込み申請が多かった今年2月には3人のカードで顔写真の取り違えがありました。交付前に気付き個人情報の流出はないということです。

富士吉田市は「混雑状況であってもダブルチェックなどに取り組み、信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。

なお、マイナンバーカードやポイントめぐってはトラブルが全国で相次いで明らかになっています。