新潟県南魚沼市のバス会社が路線バスの運休届を取り下げたことについて、魚沼市の内田幹夫市長は「ほっとした」と述べるとともに、支援の規模や運行本数について「今後協議を進めていきたい」と話しました。

「南越後観光バス」が一時運休を計画していた4つの路線のうち、魚沼市は3つの路線が走っていました。

【魚沼市 内田幹夫市長】
「(運休予定の時期が)当初年度途中であったので、とりあえず来年3月までの運行が継続できるということで、今のところはほっとしている」

「南越後観光バス」が示したのは、新型ウイルスの影響による業績の悪化を理由に、魚沼市と南魚沼市などを結ぶ4つの路線を、今年10月から1年間休止する計画でした。しかし、自治体から支援について前向きな回答があったとして、今月運休届を取り下げました。

魚沼市 内田幹夫市長

魚沼市の内田市長は、具体的な支援額や運行本数などは、これから他の自治体や事業者と協議を進めると述べました。

【魚沼市 内田幹夫市長】
「行先を全部、公共交通でまかなうというわけにはいかないが、高齢化も進んでいるし、子どもも、お母さん方でも利用できる公共交通を考えていかなければいけないなと。今までと同じやり方ではもうダメだと思っている」

内田市長は「仮に運行本数が減ることになれば、代替交通なども考えたい」としています。