新潟県上越市の『えちごトキめき鉄道』は14日、観光急行としては開業後初めてとなる『あいの風とやま鉄道』富山駅への乗り入れを8月に行うと発表しました。

えちごトキめき鉄道では、“現役最後の国鉄急行型電車”となる『クハ455-701』を保有しています。去年11月、クラウドファンディングで4年に一度の『重要部検査』の費用などの支援を募り、全国から1900万円余りが集まりました。

えちごトキめき鉄道では、この455系と413系を併結した“観光急行”を、土曜・日曜を中心に運行しています。今回の企画は、新潟県内の路線を走っているこの観光急行を、あいの風とやま鉄道の富山駅まで走らせようというものです。

列車名は『急行立山号』。
国鉄時代に大阪と富山とを結んでいた急行の名前です。

新たな『急行立山1号』の運行日は8月14日で、新潟県上越市の直江津駅を10:28頃に出発し、糸魚川駅や富山県の泊駅・入善駅・魚津駅に停車して、12:28頃に富山駅に到着。
折り返しとなる『急行立山2号』は、富山駅を13:33頃に出発した後、滑川駅、黒部駅、泊駅、糸魚川駅に停車し、直江津駅に15:22頃到着する予定です。

えちごトキめき鉄道によりますと、以前に観光列車『雪月花』が、あいの風とやま鉄道の魚津駅まで乗り入れたことはあるということですが、富山駅までの乗り入れは開業後初めてです。