新潟県の花角知事は豪雨で被災し復旧のめどが立っていないJR米坂線について「事業者負担を減らす取り組みが必要」と述べました。

村上市の坂町駅と山形県の米沢駅を結ぶJR米坂線は、2022年8月の豪雨で被災し、坂町駅と山形県の今泉駅の間で運転見合わせが続いていて、JR東日本新潟支社は、新潟県内では44箇所・31億円の被害があり、全体の復旧には5年かかることや「JR単独での復旧は判断しづらく沿線自治体に何らかの協力をお願いすることになる」という見解を示しています。

国交省は、事業者が復旧費用の2分の1を負担し、国と自治体で4分の1ずつを補助する災害復旧補助制度を設けていますが、花角知事は14日の定例会見で「鉄道事業者が復旧しようと思う十分なインセンティブ(刺激)にならない。事業者負担を減らす、補助を拡充する仕組みが必要」と述べました。