福島第一原発にたまりつづける処理水のニュースです。18日、海に放出する計画が、原子力規制委員会におおむね了承されたことを受け、福島県の協議会が、この審査結果について、議論を始めました。
放射性物質トリチウムを含んだ処理水について、政府と東電は海水で薄めた上で、来年の春をめどに、海に放出する計画を進めています。この計画を審査してきた原子力規制委員会は、5月18日、審査書の案を了承し、計画は事実上の合格となりました。
こうした中、24日、県ではその審査結果について議論する協議会が開かれ、各市町村の専門家が規制委員会からの報告を受けました。規制委員会は、処理水を薄める方法や、海に放出する際の設備の安全性について、妥当との認識を示しました。
また、今年2月の国際原子力機関「IAEA」が視察した際にも安全性の評価について、肯定的な判断を受けたことなども合わせて報告されました。
計画について、規制委員会は現在、国民からの意見を募集していて、その後、正式に認可される見通しです。また、着工の際は、県と大熊町・双葉町の了承が必要となります。24日の議論を踏まえた上で、県では計画を了承するかどうかを検討することにしています。
注目の記事
党4役が辞意表明も石破総理は"想定内"? “総裁選の前倒し”迫るも…「やるもやらぬも茨の道」 自民党が向かう先とは【edge23】

「3行超えたら威圧感」「その絵文字は怖い」令和7年のSNS作法 あなたはついていける?「インスタは顔にモザイクがカワイイ(*´ー`*)」え??【原田曜平教授も解説】

“ママアスリート”の先駆者・寺田明日香選手 葛藤と挑戦の日々【報道特集】

「すごく運転がうまくて憧れた」中学時代からの夢、バス運転手へ 19歳デビューは県内初 地域の足支える若き担い手に期待 富山

年金の「強引徴収」で経営危機に陥る運送会社...20人以上の運転手解雇 『社員が横領』犯罪被害で厚生年金の猶予を申請...年金事務所は「猶予する理由がない」原因は職員の"勉強不足"か

なぜ“懲役8年”なのか…時速194キロ死亡事故 「その数字が頭の中をぐるぐる」遺族の静かな怒りと控訴審への思い
