近年、小中学校の水泳の授業を学校のプールではなく民間などの施設を活用する動きが広がっています。
その背景について今年、民間委託を始めた自治体を取材しました。

山梨県富士吉田市にあるフジヨシダ ヤマイチ スポーツクラブです。

25mの温水プールで授業を受けているのは下吉田東小学校の5年生です。

児童たちは水泳の能力別に5つのグループに別れて、スポーツクラブのインストラクターから指導を受けています。

児童は:
「学校では学べないような ちょっと難しい技とかチャレンジできたりするので楽しいです。」
「技を進めていけるようなすごく楽しいプール。」

富士吉田市は市内の小中学校のプールが全て20年以上前に建てられていて老朽化が目立っていました。

これを受けて市は去年、校長や教育委員会などでつくる検討委員会を立ち上げ、今年から小学生の水泳授業を指導も含めて市内2か所の民間に委託することを決めました。

富士吉田市教育委員会 学校教育課 堀内淳 課長:
経済比較とか、いろんな場面の部分から検討して民間委託に決めました。