河村綾奈 キャスター
「大好き、いつもの安心する味わい」

続いて、首脳たちも口にされた特別ソース「永遠」を試食です。

河村綾奈 キャスター
「おお。濃い」

オタフクソース 開発課 藤田陽子 さん
「濃いんです。うま味がギュッと詰まっています」

河村綾奈 キャスター
「いろんな味がパンパンパンって花を開くような味わいですね。特別感があります」

お好み焼きにつけて試食してみました。

河村綾奈 キャスター
「お好み焼きと合わせるとまた違いますね。ソースのうま味とあと、お好み焼き自体のおいしさを引き立ててくれるような、すごく優しいというか」

藤田さんは入社以来、ソース開発に携わってきました。

藤田陽子 さん
「40年間のわたし自身の集大成という熱い思いも込めて作りました。目指す味は、やっぱりオタフクらしいっていったら優しい味ですかね。食べられるみなさんの笑顔を思いながら作りました」

河村綾奈 キャスター
「市販されているオタフクソースとの違いは?」

藤田陽子 さん
「特別ソースは、野菜・果実は国産のものを使わせていただいているんですけども。市販のものは生産量が多いので全部、国産っていうわけにいかないので、世界中の原料を集めて厳選して、昭和27年にお好みソース発売以来、ずっとお好み焼き店さんのご意見を聞きながら磨き続けて、今の味があります」

トマトや玉ねぎ・リンゴなどは国産、新入社員が研修で作ったキャベツも使っているそうです。香辛料やだしにもこだわりました。

河村綾奈 キャスター
「このソースが出来上がって試食をされたときは、どう思いましたか?」

オタフクソース 開発課 藤田陽子 さん
「わたしの中では『できた!』。テニスをやっていたんですけど、テニスボールがラケットの中心に当たったあの感覚。やったって感じ」

サミットの料理を任された京都の菊乃井には先月、旅行で訪れたそうです。

オタフクソース 開発課 藤田陽子 さん
「(菊乃井は)もう料理は言うこともないんですけど、器・盛り付け・おもてなし、全て感動して帰りました。そこのご主人に認めていただいて、本当に感動しました」

河村綾奈 キャスター
「長くオタフクソースの歴史や広島のお好み文化の歴史の一端を担ってきた藤田さんですけど、これから目標とか、ビジョンはどうですか?」

オタフクソース 開発課 藤田陽子 さん
「先人が作られたソースをずっと磨き続けていきたいです。社員みんなで守っていきたいです。この名の通り、“永遠” に続きますようにっていう感じです」

河村綾奈 キャスター
「開発担当者の藤田さん、企画担当の髙橋さんとも特別ソース『永遠』がサミットで使われていたことは、RCCの取材があるまで知らなかったそうです。市販のお好みソースが使われていたと思っていたので、うれしさが大きかったそうです」