壮絶なリハビリ、そしてパニック障害…

自己PRで、胃がんを患い、胃を全摘出したことを話したのです。20代から保険会社に勤め、仕事中心だった毎日。食事や睡眠は不規則で、胃の痛みが日常的なものになっていました。

37歳の時、軽い気持ちで受けた内視鏡検査で胃がんがみつかります。リンパ節の転移も始まっていました。医師から告げられたのは、「胃の全摘出」。

浜木真紀子さん:「がんはどこかの誰かがなるものだと思っていたから、自分がとは思った。私に何が起こっているんだろう、私なにしたんだろう。私何悪いことしたんだろう。どうして私なんだろうって感じだった」

絶望の淵にいた浜木さんでしたが、病気になっても美しくいたい、早く仕事に復帰したい、そんな思いで傷跡が目立たず、回復も早い「腹腔鏡下手術」を受けました。

胃の全摘出には成功しましたが、壮絶な食事のリハビリが始まります。思うように食べることができず、不安な気持ちは日に日に増していくばかり、眠ることもできなくなり、パニック障害を発症しました。