
6月に入って、いよいよ商品の搬入が始まりました。この日はあいにくの雨…。店舗前に駐車場がないため、離れた場所から商品を運び込みます。

販売する商品は、およそ3000アイテムです。1階には飲料品や冷凍食品をはじめ、お弁当などが、2階フロアは菓子やアルコール類などを並べたほか、スーパーの代替機能として日用品を充実させました。

コピー機や銀行のATMも備え付けられ、住民や島で働く人にとっても日常の不便の解消につながりそうです。

人力車のえびす屋 宮島店 池田圭汰 さん
「雰囲気があって、すごくいいなと思います。一番、ぼくが買いそうなものはスイーツですね。仕事終わりに甘いものを食べたくなっちゃうので買いますね。ローソンのウチカフェ、買っちゃいます」

ローソン 宮島店 大島裕二 店長
「世界遺産の島にあるお店ということで、1つは観光客の方に思い出作りの中で当店で買い物していただき、島民の方がたには期待のコンビニができたということで便利さを味わっていただけたらなと思います」

地域に根ざした店作りを目指すということで、地元商店街への影響を配慮し、みやげものは扱わないということです。宮島ならではの特別な商品はあえて置かず、コンビニ本来の機能で島への浸透を図ります。

ローソン 中四国開発部 池田速人 さん
「大げさかもしれませんけれども、ローソンでの歴史でもそうですし、宮島にとりましても歴史の1ページを新たにつづることができたのではないかなと。非常に貴重な機会をいただきました。店舗作りから特別な場所、特別な店舗ということで心を込めて準備をしております」

構想から2年以上…、“世界遺産の島” に誕生する茶色のコンビニは、9日午前11時にオープンします。