子どもたちに沖縄の伝統文化を学んでもらおうと、親子で楽しみながら「組踊」を鑑賞する催しがうるま市で開かれました。

これは琉球芸能を通して沖縄の歴史や文化に触れてもらおうと企画されたもので、およそ300人の親子が参加しました。

参加者はまず、組踊が18世紀の琉球王国時代に中国からの冊封使を歓迎するために生まれたものであり、台詞・音楽・舞踊の3つの柱で構成されていることなどを学びました。

その後披露された組踊版「ももたろう」は2004年に具志川東中学校の生徒らが組踊ワークショップで創作したものが基になっていて、沖縄の文化に合わせたストーリーが展開されます。

台詞の現代語訳が字幕表示されるなど上演方法も工夫されていて、おばあさんが桃太郎にキビ団子ではなくサーターアンダギーを手渡す場面では会場から笑いが起こっていました。

参加した親子は楽しみながら300年余りの組踊の歴史を体感している様子でした。