山梨県北杜市にある八ヶ岳リゾートアウトレットの運営会社が事業を停止し、自己破産申請の準備に入っていたことが分かりました。

八ヶ岳リゾートアウトレットは2001年にオープンし、東京の八ヶ岳モールマネージメントが運営していました。

帝国データバンクによりますと、八ヶ岳モールマネージメントは茨城県でもアウトレットを経営し、ピークの2007年6月期にはおよそ18億2600万円の売り上げを計上していました。

しかし、東日本大震災で茨城の施設が被災し、2017年7月に閉鎖。
さらに新型コロナが追い打ちをかけ、2022年6月期にはおよそ2億3600万円まで売り上げが落ち込みました。

そして北杜市に対して土地の賃料の滞納が続き、2023年3月には八ヶ岳リゾートアウトレットの駐車場の大部分が契約解除となり、閉鎖となっていました。

八ヶ岳モールマネージメントは1日付で事業を停止し、自己破産申請の準備に入りました。
負債額は約15億円に上ります。


記者:
事前に(事業停止の)話はありましたか。
テナントオーナーは:
無かった。突然のことでびっくりした。できれば(店を)続けていきたいと思います。


北杜市は土地の賃料や固定資産税などおよそ5000万円が回収できていない状況で、担当者は「急な話で驚いている、調査して今後の対応を検討したい」とコメントしています。