佐賀県嬉野市で去年9月、マイナンバーカードに紐付ける公金受取口座に別人の口座を誤って登録するなどのミスが起きていたことがわかりました。


◆ログアウト忘れで次の利用者が上書き


佐賀県などによりますと、自治体の支援窓口で市民がマイナンバーカードを使って口座情報を登録。その後、ログアウトしなかったため、次に同じ端末を使った別の市民が自分の口座を登録してしまったということです。誤った情報は翌日には修正され、誤入金はありませんでした。公金受取口座は、マイナンバーとともに国に預貯金口座を登録しておき、給付金等の支給を受ける際に利用できるものです。


◆全国では“マイナ保険証”に別人情報も

マイナンバーをめぐっては、全国で健康保険証とマインナンバーカードが一体化した「マイナ保険証」に別人の情報が登録されたり、マイナポイントの誤登録によって本人が受け取るべきマイナポイントが別人に付与されたりするミスも発生しています。