静岡県熱海市の土石流災害を踏まえた「盛り土規制法」が2022年5月20日、参議院本会議で可決、成立しました。一方、静岡県庁では専門家が会見し、熱海市の盛り土は「斜面崩壊しやすい性質だった」と発表しました。

5月20日可決、成立した「盛り土規制法」は危険な盛り土を全国一律の基準で規制するものです。知事や市長が指定した規制区域内での造成を許可制とし、違反した法人に最高3億円の罰金を科すなど罰則も強化しました。2023年夏の施行を目指します。

法令の抜本改正につながった熱海市の土石流災害。その原因を研究する専門家が会見を開きました。

<静岡大学防災総合センター 北村晃寿 センター長>
「黒色の盛り土が崩れやすいということになる。どういうところに分布しているのかは今後の対策を考えるときに重要」

静岡大学の北村教授は盛り土に含まれていた黒い色の土砂が海の堆積物を含んでいたと明らかにしました。

<静岡大学防災総合センター 北村晃寿 センター長>
「海水浴場にはサラサラの砂がありますよね。あれを盛っていたら流れちゃうのはイメージ的にはわかりますよね。そういったものが多く入れば入るほど流れやすい」

海の堆積物は斜面崩壊や流動化しやすく、土石流発生の原因の一つに挙げられるということです。

LIVEしずおか 5月20日