中国軍の空母「山東」の艦隊が台湾海峡を通過したと台湾国防部が発表しました。
台湾国防部によりますと、現地時間の27日正午ごろ、中国軍の空母「山東」など3隻からなる艦隊が台湾海峡を事実上の停戦ライン「中間線」の中国側に沿うかたちで通過しました。
また、現地時間27日午前6時までの24時間に中国軍の軍用機などのべ33機、艦船のべ10隻が台湾海峡周辺で活動していたということです。
台湾国防部は「軍用機や艦船、ミサイルシステムなどを運用して動きを把握し、適切に対応した」としています。
「山東」は先月、台湾の蔡英文総統の訪米後、中国軍が台湾島を囲む形で行った軍事演習にも参加していましたが、中国共産党系機関紙の国際版「環球時報」によりますと、台湾海峡を通過するのは2020年12月以来で、異例の動きとなります。
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