宮崎県五ヶ瀬町でライブイベントを開催した難病の男性が、今度は農業の分野で新たな挑戦を始めました。
男性は、農業のスマート化を支援する会社を設立、25日、本格始動の日を迎えました。
農業のスマート化を支援する会社「タスクル」の社長、佐伯貴知さん。
ドローンを活用して地元、五ヶ瀬町の農業を支えようと、仲間と共に、今年、会社を設立しました。
難病、筋ジストロフィーの佐伯さんは、両腕がほとんど上がらない状態ですが、作業を指揮します。
(タスクル 佐伯貴知社長)「もう緊張です」
25日、行うのは、田植えをしない予定だった田んぼに、ドローンを使って種もみをまく実証試験。
佐伯さんたちの活動に賛同し、農家が提供してくれた田んぼです。
(森本富喜男さん・85歳)
「もう辞めようか、百姓辞めたといいよったとですよ。だけど、これでこんぐらいでできるなら、まだ考えが変わるかもしれんですね」
通常の田植えでは40分ほどかかる作業が、ドローンを使うと3分程度で終わりました。
(西臼杵農業改良普及センター 高嶋和彦さん)
「山間地での直播は省力化につながる。そんなに収量とか品質が変わらなければ、メリットは大きい」
また、25日は、別の田んぼを使って、飼料用の種もみをドローンで直播しました。
(五ヶ瀬町農林課 長田健作さん)
「耕作放棄地、本当増えていくというのは目に見えているので、その対策になってくれればありがたいなというところで、かなり期待してます」
(タスクル 佐伯貴知社長)
「やっと一歩を踏み出したかなというところなんですけど、まずはいろんな失敗を重ねないと成功にはいかないので、たくさんいろんな失敗をしながら、きちんとデーターを残しながら進めていきたいと思います」
「タスクル」ではこうした技術を活用し、将来的に、五ヶ瀬町の耕作放棄地ゼロを目指します。
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