高齢者の行方不明が相次ぐ中、富山県砺波市では認知症の高齢者を地域で見守るための訓練が行われました。

富山県砺波市では、高齢者およそ1万4千人のうち1690人が認知症と診断されています。砺波市の矢木地区では25日、60代から80代の住民が集まり、認知症になった高齢者が地域で安心して暮らすための模擬訓練が行われました。

はじめにもし自分が認知症になったら周りの人にどうしてほしいか、地域住民として何ができるか住民同士で話し合います。

参加者:「やっぱり優しく言ってもらいたい。自分が思っているのに言われると、腹が立つかもしれない」

また、スマートフォンを使った訓練も…。こちらは砺波市が導入している見守りシール。

認知症の高齢者などが行方不明になった場合に発見者がQRコードを読み取ると、家族や保護者へ位置情報などが届くサービスです。

参加者:「とにかく人の中に出ること、人が訪ねてくれるようなことをしておきたい」
