新潟県が25日に発表した『感染症情報』によりますと、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の定点当たりの報告数が、前の週と比べて1.42倍に増えていたことが分かりました。

25日に発表された新潟県内の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の1医療機関あたりの患者数は6.11でした。これは前の週の4.30と比べて、1.42倍です。実際の患者数は500人あまりとみられ、また入院者数は140~160人程度、病床使用率は10~13%程度で、いずれも前の週と比べて増加傾向となっています。

症状別にみると、重症者は18日に1人の報告があったものの、その後はいないということです。一方、中等症の患者は12~18人程度で、こちらも増加傾向です。

外出やマスクを外す機会が増えたことなどから、増加傾向にあるのではないかと県では話しています。
県は発熱や咳などの症状がある場合は外出を控えるほか、手洗いなどの基本的な感染対策の徹底を呼び掛けています。

なお、新型コロナウイルス新規感染者数について、5月7日までは『全数把握でしたが、5類移行後はあらかじめ指定された84の医療機関からの報告に基づく『定点把握となっています。