20日は暑かったので、マスクを外したいと思った方も多かったのではないでしょうか。これまでコロナ対策として奨められてきたマスクの着用について、19日、厚生労働省の専門家会議で、「屋外では必ずしも着用する必要はない」とする考え方が示されました。

具体的には、公園でのランニングや自転車での移動など屋外で周囲との距離が十分に取れる場合。そして、屋外で周囲との距離が十分に確保できなくても周りの会話が少なければ着用は必要ないとしています。また、2歳以上で就学前の子どものマスクの着用については、熱中症や発育への影響も考え、「一律には求めない」とあわせて提言されました。

こうした中、福島県内の保育の現場からは「感染対策上、すぐに一律にマスクを外させるのは難しい」という声が聞かれました。

井上和樹アナウンサー「子どもたちが外の砂場で元気よく遊んでいます。口元を見るとマスクをしていませんが、これは決して感染対策を怠っているわけではありません」

福島市の福島学院大学認定こども園では、去年の夏ごろから、園児たちは外ではマスクを着けません。これは熱中症のリスクを減らすためです。

福島学院大学認定こども園 二谷京子園長「暑くなってくると子どもたちは息苦しさを感じたりとか、邪魔になって思い切り活動できなくなることによって、逆に危険になるということもあった。そういう点から、外で思い切り遊ばせたいということからマスクは外では着けなくていいとしている」

一方で、屋内では周囲との距離を十分にとることは難しいため、給食や昼寝の時間を除いてはマスクを着けてもらうようにしています。

19日の専門家会議では、屋内も含めて、「未就学児はマスクを外してよい」という見解が示されましたが、だからと言ってすぐにマスクを一律で外させるのは、感染対策上難しいといいます。

二谷京子園長「1クラスに15人~25人くらいの人数で、どうしても中が密になってしまうということがありますので、大丈夫だと言われたからといって、すぐに外すのは難しいと思っている」

こちらのこども園では今後、福島市内の感染状況を見ながら、段階的に屋内でも園児たちのマスクを外させていく方針です。

二谷京子園長「まだまだ福島市内でも幼児教育施設とか、いろいろなところでクラスターも発生しているので、そういう(感染状況)も見ながら、少しづつ(マスクを外す)ことになると思う」