人間の内面に向き合い、心の闇と弱さを描いた画家・鴨居玲(かもい・れい)の作品展が岡山県高梁市で開かれています。

1985年、57歳で自らの人生に幕を降ろした画家・鴨居玲です。

高梁市で開かれている作品展には、人間の内面を凝視し、心の叫びと苦悩を表現した油絵やデッサンが並びます。


「人生は何であるか」を自分自身に問いかけた作品を通じて伝わる孤独や悲しみは、現代の人々にも通じるものがあり、若者をはじめ多くの人々を魅了しています。

(高梁市成羽美術館 吉尾梨加さん)「死を見つめてきた画家ではあるのですが、その作品を見てむしろ自分自身の生きることについて考えていただけたらなと思っています」

鴨居玲の作品展は高梁市成羽美術館で6月25日まで開かれています。